「この温泉、なんだか傷に効きそう」
そんな直感は、実は的を射ています。硫酸塩泉は、古くから「傷の湯」と呼ばれ、外傷や皮膚疾患の療養に利用されてきた泉質です。
温泉施設で働いていると、硫黄泉や炭酸泉のような派手な個性はないものの、「なんとなく体の調子が良くなる」「傷の治りが早い気がする」と繰り返し通うリピーターが多い泉質だと感じます。
硫酸塩泉は、陽イオンの主成分によって芒硝泉(ぼうしょうせん)・石膏泉(せっこうせん)・正苦味泉(せいくみせん)の3タイプに分かれ、それぞれ異なる特徴と効能を持っています。一口に「硫酸塩泉」と言っても、タイプごとに入浴体験がまったく違うのが面白いところです。
今回は、硫酸塩泉の定義、3つのタイプの違い、効能、そして現場視点の管理ポイントまで詳しく解説します。
硫酸塩泉とは何か
硫酸塩泉は、温泉水に含まれる陰イオンの主成分が硫酸イオン(SO₄²⁻)である温泉です。
温泉法での定義
温泉水1kg中の溶存成分(ガス性のものを除く)が1,000mg以上あり、そのうち陰イオンの主成分が硫酸イオンであるものが、硫酸塩泉に分類されます。
塩化物泉(陰イオンの主成分が塩化物イオン)、炭酸水素塩泉(陰イオンの主成分が炭酸水素イオン)と並んで、塩類泉を構成する3つの泉質のうちの一つです。
名前のイメージと実態のギャップ
「硫酸」と聞くと、危険な薬品をイメージする方が多いかもしれません。しかし、硫酸塩泉に含まれているのは硫酸イオンであり、硫酸そのもの(H₂SO₄)ではありません。
硫酸イオンは、ミネラルウォーターにも含まれている成分です。硫酸塩泉は刺激が穏やかで、肌に優しい泉質として知られています。「硫酸」という名前で敬遠する必要はまったくありません。
硫酸塩泉の特徴
硫酸塩泉には、他の塩類泉とは異なる独自の特徴があります。
①無色透明で癖が少ない
硫酸塩泉は、無色透明であることが多く、硫黄泉のような白濁や強い臭いはありません。
味はやや苦みを感じるものが多く、特にマグネシウム成分が多いものは「苦い湯」として知られています。匂いはほぼ無臭か、わずかに鉱物的な香りがする程度です。
②肌触りは「キシキシ」系
炭酸水素塩泉のヌルヌル感とは対照的に、硫酸塩泉は肌がキシキシとした引き締まり感を感じることが多いです。
これは、硫酸イオンが肌を引き締める収斂(しゅうれん)作用を持つためです。特にカルシウム−硫酸塩泉(石膏泉)では、この引き締め感が顕著です。
③pHは中性〜弱アルカリ性
硫酸塩泉のpHは、7〜8程度の中性〜弱アルカリ性であることが多いです。肌への刺激が少なく、敏感肌の方でも比較的安心して入浴できます。
④保温効果がある
硫酸塩泉には、塩化物泉ほどではありませんが、一定の保温効果があります。
特にナトリウム−硫酸塩泉(芒硝泉)は、血管を拡張する作用があり、入浴後もしばらく体がぽかぽかと温まった状態が続きます。炭酸水素塩泉が「湯冷めしやすい」のとは対照的です。
⑤飲泉の効果が認められている
硫酸塩泉は、飲泉の適応症が比較的多い泉質です。特に便秘の改善効果が古くから知られており、「飲んで効く温泉」としての評価も高いです。
3つのタイプと旧泉質名
硫酸塩泉は、陽イオンの主成分によって3つのタイプに分かれます。それぞれ特徴が大きく異なるため、同じ硫酸塩泉でも入浴体験はまったく違います。
①ナトリウム−硫酸塩泉(芒硝泉)
旧泉質名は芒硝泉(ぼうしょうせん)。芒硝(硫酸ナトリウム)を主成分とする温泉です。
特徴:
- 「脳卒中の湯」と呼ばれることがある
- 血管を拡張し、血圧を下げる作用がある
- 保温効果が高く、湯冷めしにくい
- 切り傷や外傷の回復を促進するとされる
- 無色透明で、わずかに塩味がある
芒硝泉は、高血圧や動脈硬化の療養に利用されてきた歴史があります。血管を拡張して血流を改善する作用が強いことから、脳卒中の予防やリハビリに良いとされ、「脳卒中の湯」という別名がつきました。
②カルシウム−硫酸塩泉(石膏泉)
旧泉質名は石膏泉(せっこうせん)。石膏(硫酸カルシウム)を主成分とする温泉です。
特徴:
- 「傷の湯」と呼ばれることがある
- 肌を引き締める収斂作用がある
- 鎮静効果が高く、痛みを和らげる
- 無色透明で、わずかに苦みがある
- 肌触りはキシキシとした引き締まり感
石膏泉は、カルシウムイオンによる鎮静・消炎作用が特徴です。古くから外傷、火傷、皮膚疾患の治療に利用されてきたことから「傷の湯」と呼ばれています。
③マグネシウム−硫酸塩泉(正苦味泉)
旧泉質名は正苦味泉(せいくみせん)。苦味塩(硫酸マグネシウム)を主成分とする温泉です。
特徴:
- 飲泉すると強い苦味がある
- 便秘の改善効果が高い
- 高血圧の改善にも良いとされる
- 日本では比較的珍しい
- 無色透明だが、飲むと非常に苦い飲泉すると強い苦味があるため、好き嫌いが分かれますが、便秘の改善効果は3タイプの中でも最も高いとされています。
飲泉すると強い苦味があるため、好き嫌いが分かれますが、便秘の改善効果は3タイプの中でも最も高いとされています。
正苦味泉の「苦味」の正体は、硫酸マグネシウム(エプソムソルト)です。入浴剤としても知られるエプソムソルトと同じ成分が、天然の温泉水に含まれているわけです。

混合タイプも多い
実際の温泉では、1つのタイプだけでなく、複数の陽イオンを含む混合タイプも多く存在します。
たとえば「ナトリウム・カルシウム−硫酸塩泉」は、芒硝泉と石膏泉の両方の特性を持ちます。また、「ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉」のように、塩化物泉との混合泉もよく見られます。
温泉成分表示を見ると、このような詳しい泉質名が記載されているので、ぜひチェックしてみてください。
硫酸塩泉の効能
環境省の「鉱泉分析法指針」に基づく、硫酸塩泉の適応症を見てみましょう。
浴用の適応症
- きりきず
- 末梢循環障害
- 冷え性
- うつ状態
- 皮膚乾燥症
飲用の適応症
- 胆道系機能障害
- 高コレステロール血症
- 便秘
これらに加え、一般的適応症(筋肉痛、関節痛、疲労回復、健康増進など)も適用されます。
効能の特徴
硫酸塩泉の効能で注目すべきは、浴用で「うつ状態」が適応症に含まれていることです。これは、10種類の泉質の中でも、単純温泉と硫酸塩泉にのみ認められた適応症です。
温泉の温熱効果やリラクゼーション効果に加え、硫酸塩泉の鎮静作用が、精神的な安定に寄与すると考えられています。
また、飲用での便秘改善効果は古くから知られており、特に正苦味泉(マグネシウム型)は、硫酸マグネシウムの緩下作用によって腸の蠕動運動を促進します。
「傷の湯」「脳卒中の湯」と呼ばれる理由
硫酸塩泉のユニークな点は、タイプごとに異なる別名を持つことです。
「傷の湯」の根拠
石膏泉(カルシウム−硫酸塩泉)が「傷の湯」と呼ばれるのは、カルシウムイオンの鎮静・消炎作用に基づいています。
カルシウムイオンには、血管や皮膚組織の炎症を鎮める作用があるとされています。また、収斂作用(引き締め作用)によって傷口を保護し、回復を促進すると考えられてきました。
温泉療法として、かつては外傷や火傷の患者が湯治に訪れることも珍しくありませんでした。
「脳卒中の湯」の根拠
芒硝泉(ナトリウム−硫酸塩泉)が「脳卒中の湯」と呼ばれるのは、血管拡張作用と血圧低下作用に基づいています。
硫酸ナトリウムには、血管を拡げて血流を改善する作用があるとされています。動脈硬化や高血圧の療養泉として利用されてきた歴史から、脳卒中の予防やリハビリテーションに適した温泉として「脳卒中の湯」と呼ばれるようになりました。
ただし、これらの別名は伝統的・経験的なものであり、現代医学の観点からは、温泉だけで脳卒中の予防や外傷の治療ができるわけではありません。あくまで温泉療法の一環として、医師の指導のもとで利用することが大切です。
入浴時の注意点
硫酸塩泉は刺激が穏やかな泉質ですが、いくつかの注意点があります。
①入浴時間の目安は15〜20分
硫酸塩泉は肌への刺激が少ないため、比較的長めの入浴も可能です。ただし、15〜20分程度を目安に、休憩を挟みながら入浴しましょう。
特に芒硝泉は血管拡張作用があるため、長時間入浴すると血圧が下がりすぎて、立ちくらみやのぼせを起こすことがあります。
②高血圧の方は体調に注意
芒硝泉の血圧低下作用は、高血圧の方にとってはメリットになりますが、降圧剤を服用している方は血圧が下がりすぎる可能性があります。
入浴前後に血圧を測定し、体調を確認しながら入浴してください。
③湯あたりへの注意
硫酸塩泉は穏やかな泉質ですが、成分濃度が高いものや、連日の入浴では湯あたりを起こすことがあります。
頭痛、だるさ、食欲不振などの症状が現れたら、1〜2日入浴を控えて様子を見ましょう。
④上がり湯は基本的に不要
硫酸塩泉は、炭酸水素塩泉のように皮脂を過剰に落とす作用がなく、硫黄泉のような強い刺激もないため、上がり湯は基本的に不要です。
温泉成分を肌に残したまま、タオルで軽く水分を拭き取る程度が良いでしょう。保温効果や鎮静効果を長く持続させることができます。
飲泉について
硫酸塩泉は、飲泉の効果が豊富に認められている泉質です。
タイプ別の飲泉効果
芒硝泉(ナトリウム型):
- 胆汁の分泌を促進
- 胆道系機能障害の改善
- 便秘の改善(緩やかな緩下作用)
石膏泉(カルシウム型):
- 尿路結石の予防(尿量の増加)
- 痙攣を鎮める鎮静作用
正苦味泉(マグネシウム型):
- 便秘の改善(強い緩下作用)
- 高コレステロール血症の改善
- 胆汁分泌の促進
飲泉の味
硫酸塩泉の味は、タイプによって異なります。
- 芒硝泉:やや塩味があり、比較的飲みやすい
- 石膏泉:わずかな苦味と渋味がある
- 正苦味泉:非常に苦い(硫酸マグネシウムの味)
正苦味泉は「名前の通り苦い」ので、初めて飲む方は覚悟が必要です。しかし、便秘に悩む方にとっては、この苦い温泉水が強い味方になります。
飲泉の注意点
- 飲泉が許可されている施設でのみ飲む
- 1回100〜200ml、1日あたり500〜1,000ml以下を目安にする
- 下痢をしやすい方は少量から始める
- 腎臓に疾患がある方は、医師に相談してから
特に正苦味泉は緩下作用が強いため、飲みすぎるとお腹を下すことがあります。少量から始めて、体の反応を見ながら量を調整しましょう。
硫酸塩泉と設備管理
スケール(析出物)の問題
硫酸塩泉でも、炭酸水素塩泉と同様にスケールの堆積が問題になることがあります。
特にカルシウム−硫酸塩泉(石膏泉)では、硫酸カルシウム(石膏)が配管内に析出し、流量の低下を引き起こします。炭酸カルシウムのスケールとは化学的性質が異なり、酸洗浄では除去しにくいケースもあるため、物理的な除去が必要になることもあります。
加温時にスケールが生成されやすい点は炭酸水素塩泉と共通しており、ボイラー周辺の配管管理には特に注意が必要です。
温泉の加温に関しての記事は以下もご覧ください
温泉のお湯はどうやって温めている?|ボイラーや加温の仕組みを現場スタッフが解説
塩素消毒との相性
硫酸塩泉は中性〜弱アルカリ性のものが多いですが、硫黄泉のように塩素を大量に消費するような反応は起きません。
そのため、塩素消毒の管理は比較的しやすい泉質です。ただし、pHが高めの場合は塩素の殺菌効率がやや低下するため、ORPの値を確認しながら管理します。
レジオネラ菌対策
循環式の場合は、他の泉質と同様にバイオフィルムの管理とレジオネラ菌対策が欠かせません。
スケールが堆積した配管表面はバイオフィルムの温床になりやすいため、定期的な配管洗浄と水質検査を徹底します。
総合的な管理のしやすさ
硫酸塩泉は、硫黄泉の金属腐食問題や、炭酸水素塩泉のアルカリ性による塩素効率低下と比べると、設備管理は比較的しやすい泉質です。
金属への攻撃性も低く、配管や設備の劣化も穏やかです。現場の立場からすると、管理しやすい泉質の一つと言えます。
地質的な背景
硫酸塩泉がどのような地質条件で生まれるのかを見てみましょう。
石膏層・蒸発岩との関係
硫酸塩泉は、石膏(硫酸カルシウム)や芒硝(硫酸ナトリウム)を含む地層を温泉水が通過する際に、これらの鉱物が溶け込むことで生まれます。
石膏は、かつて海水が蒸発して形成された蒸発岩(エバポライト)に多く含まれています。そのため、海底だった地層が隆起した地域に硫酸塩泉が多い傾向があります。
火山性の硫酸塩泉
火山地帯では、火山ガスに含まれる亜硫酸ガス(SO₂)や硫化水素(H₂S)が酸化されて硫酸イオンになり、硫酸塩泉が生成されることもあります。
この場合、酸性硫酸塩泉になることが多く、硫黄泉や酸性泉の性質を併せ持つこともあります。
温泉がなぜそこに湧くのか、源泉温度の地質的要因を理解すると、硫酸塩泉の分布パターンが見えてきます。
代表的な硫酸塩泉の温泉地
全国各地に硫酸塩泉の名湯があります。
会津東山温泉(福島県)
ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物泉。会津若松市に位置し、約1,300年の歴史を持つ名湯です。芒硝泉と石膏泉の両方の性質を持ち、「傷に良い湯」として湯治客に親しまれてきました。
法師温泉(群馬県)
カルシウム・ナトリウム−硫酸塩泉。「日本秘湯を守る会」の象徴的な存在で、明治時代に建てられた法師乃湯(大浴場)は国の登録有形文化財にも指定されています。足元から源泉が自噴する貴重な温泉です。
玉造温泉(島根県)
ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物泉。「出雲国風土記」にも記載がある歴史ある温泉地で、「一たび浴すればお肌しろやかに」と古来から美肌効果で知られています。
四万温泉(群馬県)
ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物泉。「四万(よんまん)の病を癒す」という由来を持つ名湯で、胃腸病の療養泉として知られています。飲泉文化も盛んです。
天城温泉(静岡県)
カルシウム−硫酸塩泉(石膏泉)。伊豆半島の天城山系に位置し、良質な石膏泉が楽しめます。肌の引き締め効果に定評があります。
他の泉質との違い
硫酸塩泉を他の塩類泉と比較してみましょう。
塩化物泉との違い
塩化物泉:
- しょっぱい味
- 保温・保湿効果が最も高い(「熱の湯」)
- 塩分のベールで肌を保護
- 日本で最も多い泉質の一つ
硫酸塩泉:
- やや苦味がある
- 保温効果はあるが塩化物泉ほどではない
- 肌を引き締める収斂作用
- 飲泉での効能が豊富
使い分け: 保温・保湿を最優先するなら塩化物泉、血行促進や飲泉での便秘改善を求めるなら硫酸塩泉が向いています。
炭酸水素塩泉との違い
- ヌルヌル・ツルツルの肌触り(「美肌の湯」)
- クレンジング作用で皮脂を落とす
- 湯上がりにさっぱり → 乾燥・湯冷めしやすい

硫酸塩泉:
- キシキシと引き締まる肌触り(「傷の湯」)
- 収斂作用で肌を引き締める
- 湯上がりに適度な保温感
使い分け: 皮脂を落としてツルツル肌にしたいなら炭酸水素塩泉、傷の回復や肌の引き締めを求めるなら硫酸塩泉。正反対の肌触りなので、両方を体験してみると面白いです。
硫黄泉との違い
硫黄泉:
- 強い硫黄臭と白濁
- 殺菌作用が非常に強い
- 設備への負担が大きい
- 刺激が強い
硫酸塩泉:
- 無色透明・ほぼ無臭
- 鎮静・消炎作用が中心
- 設備管理がしやすい
- 刺激が穏やか
使い分け: 皮膚疾患の殺菌を求めるなら硫黄泉、穏やかに傷や炎症を癒したいなら硫酸塩泉が適しています。
単純温泉との違い
単純温泉:
- 成分が薄く、最も刺激が少ない
- 誰でも安心して入れる
硫酸塩泉:
- 成分が濃く、特定の効能がある
- 刺激は穏やかだが、成分による作用が明確
使い分け: とにかく刺激を避けたいなら単純温泉、穏やかさと効能を両立したいなら硫酸塩泉が良いでしょう。
まとめ
硫酸塩泉は、派手さはないものの、確かな効能と穏やかな入浴感を持つ泉質です。
硫酸塩泉の定義:
- 溶存成分が1,000mg/kg以上で、陰イオンの主成分が硫酸イオン
- 塩類泉の一種(塩化物泉・炭酸水素塩泉と並ぶ)
- 「硫酸」と名がつくが、肌に優しい穏やかな泉質
3つのタイプ:
- 芒硝泉(ナトリウム型):「脳卒中の湯」。血管拡張、保温効果
- 石膏泉(カルシウム型):「傷の湯」。鎮静・消炎、収斂作用
- 正苦味泉(マグネシウム型):飲泉で便秘改善。非常に苦い味
特徴:
- 無色透明、ほぼ無臭
- キシキシとした引き締まる肌触り
- 中性〜弱アルカリ性で刺激が穏やか
- 適度な保温効果がある
効能:
- 浴用:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
- 飲用:胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘
注意点:
- 芒硝泉は血圧低下に注意(降圧剤服用中の方は特に)
- 正苦味泉の飲泉は少量から始める
- 上がり湯は基本的に不要
設備管理:
- 石膏スケールの堆積に注意(酸洗浄が効きにくい場合あり)
- 塩素管理は比較的しやすい
- 金属への攻撃性は低く、管理しやすい泉質
代表的な温泉地:
会津東山温泉、法師温泉、玉造温泉、四万温泉、天城温泉
硫酸塩泉は、硫黄泉のような派手な個性も、炭酸水素塩泉のような「美肌の湯」というキャッチーな看板もありません。しかし、じっくりと体に作用する確かな効能と、誰でも安心して入れる穏やかさを持つ、まさに「実力派」の泉質です。
「傷の湯」「脳卒中の湯」という別名が物語るように、古くから療養泉として信頼されてきた歴史がその実力を証明しています。温泉を選ぶとき、泉質名に「硫酸塩泉」とあったら、ぜひその穏やかで確かな効能を体感してみてください。
【参考文献】
環境省 温泉保護と利用 関連資料 温泉法

















