ひねこじた温泉
温浴施設で5年以上勤務している現役スタッフ。
日々の業務では、浴槽の水質管理、塩素濃度の調整、ろ過設備の運転管理などを担当しています。また、ボイラー技士の資格を保有しており、加温設備の管理や各設備のメンテナンスにも携わっています。
温泉で働いていると言うと、「受付と掃除をしてるんだね」と返されることがあります。
半分は当たっています。温浴施設で働くスタッフは受付にも立ちますし、掃除もします。どちらも、お客様が気持ちよく過ごせるかどうかを左右する大事な仕事です。
ただ、温浴施設の仕事はそれだけでは終わりません。
営業中の毎時間、浴槽の湯をすくって塩素の濃度を測ります。温泉の湯は、見た目がどれだけ澄んでいても、菌が増えないように管理されていなければ安全とは言えません。
レジオネラ属菌のように、目には見えないまま健康被害につながるものもあります。だから、感覚ではなく数値で確かめます。
問題は、その数値が思ったように上がらない日があることです。
薬剤は同じだけ入れている。それでも上がらない。こういうとき、原因は塩素そのものにはありません。ろ過機が目詰まりしているのか、循環している湯の量が落ちているのか、入浴者が多くて湯の汚れが増えているのか、それとも配管のどこかで湯が滞っているのか漏れているのか。
ひとつずつ潰していくことになります。
数値は結果であって、原因はいつも別のところにあります。それを配管の先まで追いかけるのが、この仕事です。
まだ温浴施設での経験が浅いときに、そのことについて自分で調べようとしたとき——「配管の水漏れの対処法は何か」「塩素が上がらない理由」——検索しても、知りたい情報は、ほとんど何も出てきませんでした。現場にいる人間が書いていないからです。
このサイトは、その空白を埋めるために作りました。
温泉とサウナはこれだけ人気なのに、その中で何が起きているかはほとんど知られていません。そのギャップを、少しでも埋められたらと思っています。
── 書いている人について
- 温浴施設の現役スタッフ(主に設備・衛生管理を担当)
- 二級ボイラー技士
- 測量士補
- 大学では地質学を専攻。泉質や湧出のしくみを扱う記事は、この基礎の上で書いています。学生時代から週3回は湯に通う、ただの温泉好きでもあります。
記事は、現場での実務と、厚生労働省・環境省などの一次資料の両方に基づいて書いています。推測で書いた箇所は、推測だと明記します。
このサイトについて
温泉施設で働いていると、お客様が目にする「お湯」の裏側で、
水質管理・設備の運転・安全衛生・災害対応など、
たくさんの仕事が動いていることを実感します。
このサイト「ひねこじた温泉」では、パンフレットや公式説明では語られない温泉施設の裏側を、現場の視点でお伝えしています。泉質の科学から、施設運営のリアル、サウナの楽しみ方まで、
「温泉を知る」ための情報をまとめています。
このサイトでわかること
当サイトでは、温泉の泉質や成分に関する基礎知識から、温浴施設で実際に行われている水質管理・衛生管理の仕組みまで幅広く解説しています。
また、ろ過設備や加温設備などの施設運営の裏側、安全に温泉やサウナを利用するための知識、温泉に関する疑問や誤解についても、現役スタッフの視点を交えながら分かりやすくお伝えします。
「温泉をもっと深く知りたい」「温浴施設の裏側を知りたい」「安心して温泉を楽しみたい」という方に向けた情報を発信しています。
免責事項
当サイトの記事は、一般的な温泉に関する文献や公的機関が公表する情報、ならびに温浴施設での実務経験をもとに作成しています。
掲載内容については、できる限り正確かつ最新の情報を提供できるよう努めていますが、その正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。
法令改正や自治体ごとの基準、施設ごとの運用方針などにより、掲載内容と実際の取り扱いが異なる場合があります。
記事内容に誤りや不適切な表現、お気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。内容を確認のうえ、必要に応じて修正・更新を行います。
なお、当サイトの内容は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断・治療・助言を行うものではありません。体調や健康状態に不安がある場合は、医師その他の医療専門職へご相談ください。
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お仕事のご依頼
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