シャワーカランの不具合の原因と対処法

よくあるトラブル

温浴施設で勤務していると度々問題になるシャワーカランの不具合。熱くなったり冷たくなったり、シャワー圧が弱くなったり強くなったり…。実際に頻繁に温度ムラや吐水量のばらつきが発生するシャワーカランを点検しています。

こういう状況になった場合、そもそも原因が何なのかを究明するために発生状況ごとに整理していきます。

シャワーカランの温度が安定しない場合

サーモカートリッジ(温度調節部)の劣化・不良

経年劣化 水垢・カルキ・錆の固着 内部バネの弱り

→ 温度を感知して調整する動きが遅れたり止まり、急に熱くなったり冷たくなったりします。

<対策>
サーモカートリッジの交換 or シャワーカラン新品と交換

注意点
・劣化・摩耗・内部バネ不良は清掃では直らない
・交換すれば温度の乱高下は基本的に解消
・使用年数5~10年超なら「寿命」と判断

実際に現場でもこの症状が最も多くみられます。シャワーカランに温泉水と上水の混合型を使用していると、温泉水の成分(スケール)で内部のサーモカートリッジに不良が起きやすいです。実際に分解してみると温度調整部が固着していたケースが多いです。

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※型式に合うものをお選びください

給水・給湯ストレーナの詰まり

混合栓の入口にあるフィルターにゴミが詰まると、お湯だけ弱い 水だけ弱いという状態になり、混合比率が崩れて温度が安定しません。

<対策>
ストレーナの洗浄
<対処>
作業前に給水、給湯の止水栓を閉める
① ストレーナー位置の確認
② ストレーナーキャップを外す
③ フィルターを取り出す
メッシュ状の金属フィルターが多い
④ 洗浄
水道水で裏側から洗い流し、歯ブラシで軽くこする
⑤ パッキン確認
Oリングの切れ、変形があれば交換
⑥ 元に戻す
⑦ 通水確認

ストレーナの洗浄は効果がありますが、給水/給湯止水栓を閉め忘れると逆に漏水と危険性が高まります。実際、止水栓を閉め忘れて作業したスタッフが過去におり、水があふれて大惨事になった例もあります。

給湯機側(ボイラー側)の温度・出力が不安定

混合栓が正常でも、給湯器が不安定だと温度は安定しません。

【よくある例】

・他の蛇口を使うと温度が変わる

・給湯器が着火と消火を繰り返す

・給湯温度が一定に出ていない

<対策>
給湯温度設定を上げる
給水圧の確認・安定化
ガス供給の確認
電源・リモコンのリセット

以下の場合は業者に依頼
・使用年数10年以上
・異音・異臭
・エラーコード表示
・対処しても改善しない

逆止弁の不良

逆止弁が劣化・ゴミ噛みすると、水が湯側へ逆流 、湯が水側へ逆流してしまい、突然の温度変化が発生します。

→逆止弁ユニットの交換が最も確実とされます

逆止弁は消耗品のため、使用年数が長ければ(5年以上が目安)交換が推奨されます。

<対策>
逆止弁ユニットの交換

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※型式に合うものをお選びください

給水と給湯の水圧差が大きい

サーモ混合栓は「水とお湯の圧力が近い」ことが前提です。

【よくある例】

・止水栓を片側だけ強く絞っている

・高層階・夜間で水圧が変動 配管の詰まりや老朽化

<対策>
マイナスドライバーを使用し、水とお湯の止水栓の調整

シャワーカランの吐水量にばらつきがある場合

ストレーナー(フィルター)の詰まり

配管内の[砂・錆 パッキン片 スケール]

がストレーナーに詰まると、

水量が出たり弱くなったりを繰り返します。

<対策>
ストレーナの洗浄
<対処>
作業前に給水、給湯の止水栓を閉める
① ストレーナー位置の確認
② ストレーナーキャップを外す
③ フィルターを取り出す
メッシュ状の金属フィルターが多い
④ 洗浄
水道水で裏側から洗い流し、歯ブラシで軽くこする
⑤ パッキン確認
Oリングの切れ、変形があれば交換
⑥ 元に戻す
⑦ 通水確認

シャワーヘッド・ホースの詰まりや折れ

シャワーヘッド内部のスケール詰まり 節水ヘッド内部の弁の固着 ホースの内部劣化・折れ

→ シャワーヘッド、ホースを新品のものと交換します。特にシャワーホースは破れや折れがあった場合すぐに処置しましょう。

<対策>
シャワーヘッド内部の洗浄
ホースの新品交換

カートリッジ(開閉弁)の劣化・不良

オートタイマー式/サーモ式に関係なく、弁の摩耗 バネ劣化 ゴミ噛みがあると、吐水が断続的になります。(前述した温度が安定しない時と対処法は同様)

<対策>
サーモカートリッジの交換 or シャワーカラン新品と交換

注意点
・劣化・摩耗・内部バネ不良は清掃では直らない
・交換すれば温度の乱高下は基本的に解消
・使用年数5~10年超なら「寿命」と判断

逆止弁の不良

逆止弁が正常に閉じないと、

【圧力が逃げる】【逆流が起きる】

結果として、吐水量が周期的に変動します。

<対策>
逆止弁ユニットの交換

給水・給湯圧が不安定

・夜間・時間帯で水圧が変わる

・高層階

他での使用(温泉の補給水など)で圧が落ちる 

→温泉水が浴槽側への供給と系統が同じ場合によく発生します。

私の店では特に露天風呂の自動補給がかかるタイミングでシャワー圧が急激に弱くなり、ちょろちょろとなります…

・受水槽・加圧ポンプの影響

<対策>
マイナスドライバーを使用し、水とお湯の止水栓の調整

修理か交換で迷ったら

修理するか交換するかでで迷ったら下の記事をご覧ください↓

【施設目線でいうとこれが一番使える↓】

※型式に合うものをお選びください

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